カタカナ英語になってない?英語の歌を上手く発音するコツ
hazeran

歌大好き歴20年のはぜらんです




洋楽が大好きで、
自分でもかっこよく歌えるようになりたい。


でも、自分で歌ってみると
カタカナ英語でなんだかカッコ悪い。


本当はもっと上手く歌いたいのに
英語の発音でつまずいてしまう方、
いらっしゃるのではないでしょうか。


私も洋楽が大好きで
いろんな曲を歌いたい!と思うですが、
テンポが速くなると舌が回らず大苦戦。


どんな練習をすれば本物に近づくか
日々試行錯誤していました。


今回はそんな洋楽好きさんのために、
英語の歌を上手く発音するコツをご紹介。


英語の基本的な発音知識はもちろん、
私が実際に練習している方法も
お伝えします。





はっちー

英語発音が苦手な人の
励みになったら嬉しいね




英語の歌を上手に発音するための基礎知識




英語の歌を上手に歌うために、
まずは発音の基礎知識を
確認していきましょう。


発音の法則をある程度理解していれば、
うまく歌えない場合の対処法が見えてきますよ。


英語の歌を上手に発音するメリット




英語の歌を上手に発音することには
たくさんのメリットがあります。


まず、綺麗な発音で歌えると
シンプルにかっこいいですよね。


さらに、発音の練習は
英語の基礎力向上にもつながります。


例えば、日常で使われる
単語や慣用語を覚えられますし、
英語を聞き込むことで
リスニング力も鍛えられます。


動画配信で洋楽を歌う場合には
海外の方へのアピールにもなるでしょう。


歌をきっかけに海外の友人が増えたら
とっても嬉しいですよね。


まずは、うまく発音できる自分を想像して、
発音練習のモチベーションを
高めていきましょう。


英語発音の基礎知識




正しい英語の発音はある程度
基礎知識があった方が早く習得できます。


ここでは英語の歌でよく使われる
発音の基礎をピックアップしてご紹介します。


英語発音の基礎知識

  • 子音の発音
  • リンキング
  • リダクション
  • フラッピング



子音の発音




子音は日本人が最も苦手意識を持っている
発音ではないでしょうか。


ここでは特にきちんと使い分けたい
子音の発音をご紹介します。


rとlの発音




rとlの発音は苦手な人が多い代表格。


これさえできればもっと上手く発音できるのに!
という方もいらっしゃるのでは。


それぞれの発音の違いをみてみましょう。


rの発音[r]は舌を奥に丸めて
上顎につけないようにする発音です。


一方lの発音[l]は上の歯と歯茎の付け根に
舌先をつけて弾くように発音します。


rとlの発音練習は下記の動画が
わかりやすかったので参考にしてみてください。





hazeran

rとlの発音が一番苦手だわ




bとvの発音




bとvの発音も間違えやすいですね。


bの発音[b]は日本語の
ばびぶべぼと同じように発音します。


一方vの発音[v]は上前歯を下唇に乗せて
隙間から空気を出すように発音します。


bの発音に慣れているだけに、
ついvをbで発音してしまいがち。


これを機に直していきましょう。


bとvの発音の違いについては
こちらの動画が参考になりました。





sとth、zとthの発音




sとth、zとthも混同しやすい発音ですね。


thは日本語にはない発音なので
繰り返して感覚を慣らしましょう。


thには濁る発音[ð]と
濁らない発音[θ]があります。


両方とも舌先を上下の歯に挟んで
空気を押し出すように発音します。


一方で、[s]は歯を閉じて歯の隙間から
息が流れる発音です。


zは[s]の口の形のまま声を出して
発音しますね。


thの発音については
こちらの発音練習動画が参考になりました。





リンキング




リンキングとは二つの英単語を繋げて、
一つの英単語のように発音することです。


英語の歌詞ではリンキングが非常に多いため、
法則を知っておくことが必須。



以下では、わかりやすいように発音を
カタカナで表記していますが、
実際の発音とは異なるので
自分の耳で聴きながら正しい発音を
確認してみてくださいね。


子音+母音のリンキング




子音と母音の英単語はリンキングします。


具体例を見てみましょう。




Can I take it out? の場合
Can Iとit outがそれぞれ
リンキングするので発音は
「キャナイテイキラウ」となりますね。




  • Can I take it out?:「キャナイテイキラウ?」




One o’clockの場合
One とo’clockがリンキングするので
発音は「ワノクロック」となります。


  • One o’clock:「ワノクロック」
子音+子音のリンキング




子音と子音がリンキングする場合もあります。


t,d,s,z,kの発音で終わる英単語と
yで始まる英単語も
つなげて発音することが多いです。


t+yの例

  • want you:「ウォンチュー」
  • get you:「ゲッチュー」




d+yの例

  • Would you:「ウッジュー」
  • Could you:「クッジュー」
  • Did you:「ディッジュー」




s+yの例

  • wash your hands:「ウォッショハンズ」
  • this year:「ディッシアー」




z+yの例

  • close your eyes:「クロージョアイズ」
  • This is yours:「ディスィジョァズ」




k+yの例

  • Thank you:「テンキュー」
  • make you smile:「メイキュースマイル」



リダクション




リダクションとは単語内にあるはずの音が
会話になると弱く、短くなることをいいます。


実際、英語の破裂音p,b,t,d,k,gの発音で終わる
単語は子音がほとんど聞こえないことも。


ここでは代表的な単語をいくつかご紹介。


破裂音の子音の欠落




破裂音の子音が欠落する例を
みてみましょう。

  • wait:「ウェイッ」
  • sit:「スィッ」
  • but:「バッ」
  • and:「エン」
  • Sit down:「スィッダウン」
  • take care:「テイッケア」
  • good day:「グッデイ」



Hの欠落




代名詞のher、himなどの
Hが欠落する場合もあります。


  • on her way:「オンナーウェイ」
  • tell him:「テリム」



フラッピング




フラッピングとは
tが母音と母音、Rと母音に挟まれる。


またはtの直前の母音にアクセントが来る時
tの発音がLとDの中間のような音に
なることです。


フラッピングの具体例


  • water:「ワラー」
  • party:「パーリー」
  • letter:「レラー」
  • better:「ベラー」




ちなみに、このフラッピングは
イギリス英語では起こりません。



それは、イギリス英語が
Tを強く発音するためです。


英語の歌を上手に発音するための実践練習




hazeran

いよいよ実践練習ね!


はっちー

ひとつずつ確実にこなしていこう




それではいよいよ
英語の歌を上手に発音するための
実践練習をしていきましょう。


ここでは私が実際に洋楽を練習するときの
方法を順番にご紹介していきます。


おわりには練習の成果発表として、
「Let it be」のカバー動画をアップしました。
ぜひそちらも合わせてご覧ください。


実践練習の手順

  • 課題曲を決めてメロディを覚える
  • 歌詞を見ながら発音できない
    箇所をチェック
  • リズム読みをする
  • 歌声を録音して原曲と聴き比べる
  • 通して歌う練習をする



課題曲を決めてメロディを覚える




まずは自分のレベルにあった課題曲を
決めてメロディを覚えていきしましょう。


課題曲選びのポイントは、
曲のテンポと歌詞です。



曲のテンポがゆっくりな曲ほど歌いやすく、
早いほど発音が難しくなります。


また、歌詞が単調な曲の方が覚えやすく
初心者向きと言えるでしょう。


今回は初心者の方にもおすすめの
ビートルズの「Let it be」を例に
具体的な練習法をご紹介します。





まずは原曲をとにかく聴き込みましょう。


初めは歌詞をつけずに鼻歌で
メロディを覚えるのがおすすめ。


強調している部分と弱く歌う部分を
ざっくりとメロディで把握します。


歌詞を見ながら発音できない箇所をチェック




次は歌詞を見ながら
うまく発音できない箇所や聞き取れない部分に
チェックをつけていきます。


歌詞をプリントして自分がわかりやすいように
色分けしてみてください。


私は後から文字を書き込めるように
歌詞の行間を開けています。





チェックが終わったら、
マークした箇所を原曲で聴き直しましょう。


この時、文字通りに英語を捉えるのではなく
音の雰囲気で捉えるのがコツ。



実際の英語はカタカナでは表記できない
発音が多いので、カタカナはあくまで補助役で
使っています。


個人的にはネイティブのように話さなきゃ!と
プレッシャーを感じるのではなく、
空耳と雰囲気で覚えた方が
リラックスして良い発音ができると思います。



書き込みを終えたらもう一度
原曲と聞き比べて納得いくまで
発音練習してみましょう。


リズム読みをする




発音練習が終わったら、
今度はリズム読みをします。


リズム読みとは歌詞を見ながら
音程は関係なくリズムだけ原曲に沿って
声に出して読むことです。


手拍子を入れながらリズム読みすると、
歌詞の抑揚がつかみやすいので
おすすめです。



強く発音する箇所を歌詞にマークしていき、
発音のリズムが身につくまで
繰り返しましょう。


歌声を録音して原曲と聴き比べる




リズム読みでリズムと歌詞の合わせ方を掴んだら
次はAメロ、Bメロ、サビなどパートごとに
歌声を録音して原曲と聴き比べましょう。


原曲と比べて
舌が回っていない箇所や
カタカナ英語になっている箇所がないか
チェックします。



歌えていたら、次のパートでも
同じ作業を繰り返して
全体のクオリティを上げましょう。


通して歌う練習をする




パートごとに歌えたらイントロからサビまで
通しで歌う練習をしましょう。


ここまで来たら、あとは楽しく歌うだけ!


今回紹介した練習方法の成果として、
私が活動している
「きとら」というグループで実際に
「Let it be」を歌ってみました。


顔も性格も異なる
4姉妹のグループなので
キトラ古墳の四神の壁画から着想を得て
「きとら」という名前になりました。


 ハモリと伴奏は私の姉妹が担当しています。





私はネイティブでも帰国子女でもありませんが
ひたすら英語の発音を真似する練習で
このくらい歌えるようになりました。


もっと色々な洋楽が
歌えるようになりたいです。


これから洋楽を練習しようとしている方はぜひ
これらの練習法を通じて
一緒に上手な英語の発音を習得しましょう。


まとめ




ここまで、英語の歌を上手く発音するコツを
ご紹介してきました。


実践練習の手順

  • 課題曲を決めてメロディを覚える
  • 歌詞を見ながら発音できない
    箇所をチェック
  • リズム読みをする
  • 歌声を録音して原曲と聴き比べる
  • 通して歌う練習をする




英語の発音で大事なのは、
単語やカタカナ英語
にとらわれず、
自分の耳で聞いた音を再現してみることです。



この記事を通してカタカナ英語を卒業し、
洋楽を楽しんで歌える人が増えたら
とても嬉しいです。


hazeran

以上はぜらんでした!
ここまで読んでくれてありがとう




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