綺麗に歌えてる?ハモリ上達のための5つの練習法【初心者向け】

hazeran

歌好き歴20年のはぜらんです




学生の時、みなさん一度は
ハモリを経験されていると思います。


そう、合唱です。


皆の歌がひとつになった時の快感は
たまらないですよね。


ハモリは上手にできるようになると
曲に厚みが生まれてとっても楽しいです。


カラオケでもデュエットソングなどで
うまくハモれると、
自分たちが楽しめるだけでなく
聴く側の感動も倍増します。


一方で、こちらがハモっているつもりなのに実は
歌の邪魔をしているなんてこともあるかも。


そこで今回は、
上手なハモリ方を習得したい方に向けて、
初心者でもできるハモリ上達のための
5つの歌の練習法をご紹介。



ハモリでしか味わえないハーモニーを
ぜひ体感してみてくださいね。


はっちー

それじゃあいってみよう




歌にハモリをつけるとは?ハモリの法則や注意点

 




歌にハモリをつけるとは、
具体的にはどういうことなのでしょうか。


まず初めにハモリとは何か
というところから解説します。


ハモリって難しそうと思っている方も
いるかもしれませんね。


実はハモリにはある程度法則があるので
それを身につけてしまえば
あとは応用するだけなんです。


ハモリ方の音程の法則や
歌い方のパターンについても
簡単にご紹介していきます。

ハモリとは




そもそもハモリとはなんでしょう。


ハモリという言葉は英語のハーモニーから
きているんだそう。


ハーモニーとは音楽の3大要素の一つで
2つ以上の異なる音程が同時に演奏された時に
音が調和する和音の進行や組み合わせの
ことなんだとか。


つまり、ハモリとは
「メインのメロディに調和するように、
異なる音程を歌うこと」と言えるでしょう。



ちなみに残りの二つの要素は
リズムとメロディですね。


気持ちの良いハモリの法則




気持ちの良いハモリには実は
ある程度の法則があります。



自分で適当にハモってみた時、
ハマった!と思う音があります。


この時、私たちのハモリは
基本コードのどれかの音に
当てはまっている場合が多いです。


代表的なハモリ音

  1. 上下3度
  2. 上下6度
  3. 上下4度
  4. 上下オクターブ

上下3度




最も基本的なハモリはメロディの
上下3度の音程でハモることです。



例えばドの音に対しては、
上のミと下のラの音が
3度のハモリです。


この3度の音をメロディに沿って歌うと
綺麗なハーモニーが生まれます。


3度のハモリを使っている曲で
おすすめなのはコブクロさんの「桜」。




この曲はハモリパートも聞き取りやすく、
初心者の方でも歌いやすい曲だと思います。

上下6度




上下6度もハモリに使いやすい音の一つです。


6度の音はクラシック音楽でも
よく使われています。


有名な曲には
リストの「愛の夢 第3番」やショパンの
「ノクターン第2番作品9-2」がありますね。


これらは6度の音から始まります。


この6度は愛や恋、
憧れの感情を連想させるのだとか。


部分的に6度の音を加えて
ロマンチックなハモリを作ってみましょう。



リスト「愛の夢 第3番」の演奏動画はこちら




上下4度




上下4度の音は3度のハモリの中に
部分的に加えることで深みがでます。



4度のハーモニーを美しく奏でている曲
といえば坂本龍一さんの
「戦場のメリークリスマス」でしょう。




4度を使えばこの曲のように
おしゃれな世界観を生み出すことが
できるかもしれませんね。


上下オクターブ




上下オクターブはサビなど
強調したい箇所に使うと効果的です。



YOASOBIさんの「群青」では
サビの部分でオクターブハモリが入ります。




このように、ハモリの音によって
曲の雰囲気や強調ができるようになるので、
メインメロディやコード進行に合わせて
効果的に使ってみてくださいね。


ピアノのコードについては
こちらの記事で詳しく解説しています。
遠回りしてない?基礎から身につくピアノ弾き語りの練習法


ハモリのパターン




音程以外の要素で代表的な
ハモリのパターンは2通りあります。


ハモリのパターン

  • 字ハモ
  • ウーアー



字ハモ




字ハモとはメロディに寄り添うように
ハモリを入れることです。


先ほどもご紹介したコブクロさんの「桜」は
ハモリパートも歌詞に沿って歌っていますよね。


字ハモを加えることで
メロディに厚みが増します。


ウーアー




ウーアーとは歌詞と関係なく曲の背景で
コードに沿って「ウー」「アー」「ハー」
といったハモリをつけることです。


これを取り入れることで
曲全体の音の空白部分が少なくなり、
曲全体が華やかになります。


ウーアーの他にも「シュビドゥワ」や
「ダバダバ」などリズムを出す時の
コーラスがあります。


ハモリを付けて歌う時の注意点




ハモリを付けて歌う時には
いくつか注意すべき点があります。


まず、前提として誰かが歌っている時に
ハモリをつける場合には、
必ず歌っている人の許可をとりましょう。


人によっては勝手にハモリを付けられることで
気分を害してしまうことも。


お互い合意の上で
仲間と一緒に歌を楽しみましょう。


ハモリ方の注意点

  1. メインボーカルよりも小さい声で歌う
  2. 歌い方を合わせる
  3. メインメロディを邪魔する音を使わない

メインボーカルよりも小さい声で歌う




ハモる時はメインボーカルより小さな声で、
声量を抑えるorマイクを遠ざけて歌いましょう。


ハモリパートがメインよりも大きな声で歌うと、
主旋律が目立たなくなってしまいます。


サビなどでボーカルに合わせて声量を増すと
うまく盛り上げられることも。


メインボーカルの抑揚の付け方を把握しておくと
ハモリも綺麗に映えますよ。


歌い方を合わせる




ハモリパートは
メインボーカルに歌い方を合わせてあげると、
綺麗なハーモニーを作りやすいです。


もしハモリパートが
癖の強い歌い方をしていたら、
正しくハモれていても
雰囲気が壊れてしまいますよね。


実際にアーティストのバックコーラスを
聞いてみると、歌い方を寄せていたり
癖のない歌い方をしています。


その方がメインボーカルを目立たせて
自然にハモれるということですね。




メインメロディを邪魔する音は使わない




ハモリを独自に付けて歌う場合、
メインメロディを邪魔する音は
使わないようにしましょう。


3度、4度、6度、オクターブは
ハモリで使いやすい音として紹介しました。


一方で2度や7度の音は不協和音になるので
注意が必要。


2度、7度は慣れていないと
つられずに歌うのが難しい音でもあります。


曲の雰囲気によっては入れてみるのもありですが
不安を煽る和音なので、
明るいポップスなどでは
避けた方が良いでしょう。



ハモリ上達のための5つの歌の練習法

 




それではいよいよハモリ上達のための
5つの歌の練習方法をご紹介していきます。


hazeran

誰かとハモるのはわくわくするわね


はっちー

ハモリが複数いる時は
自分の性格に合わせて
ハモリパートを決めると良いかも




ハモリ上達のための5つの練習法

  1. 原曲のハモリを徹底的に真似る
  2. 原曲のハモリを分析する
  3. 人と一緒に歌ってつられないようにする
  4. 分析したハモリ方を応用する
  5. 即興でハモる練習をする



原曲のハモリを徹底的に真似る




ハモリ上達の1番の近道は、
まず原曲のハモリ方を徹底的に
真似ることです。



何度も原曲のハモリを聴き込んで
自分のものにしましょう。


原曲音源だけではハモリのパートが
聞き取りにくい時もあります。


そんな時はYouTubeなどで
ハモリだけを歌っている音源などを
探してみてくださいね。


原曲のハモリを分析する




ハモリの真似をして
うまく歌えるようになったら、
原曲のハモリパートを分析してみましょう。


何度の音でハモるのか、
リズムはどうなっているのか、


字ハモなのかウーアーなのかなど、
場面ごとの役割を確認していきましょう。


分析することで表現豊かなハモリが
付けられるようになります。


人と一緒に歌ってつられないようにする




1人で歌えるようになったら、
今度は人と一緒に歌ってつられないか
確認しましょう。



特にハモリに慣れていない場合は
つられやすいので何回も合わせてみましょう。


つられずにハモれるようになったら
お互いの呼吸、リズム、抑揚を合わせて
曲の完成度を上げていきましょう。


原曲のメインメロディを聴きながら
ハモリパートを歌ってみるのも
練習になりますよ。


分析したハモリ方を応用する




ハモリ方をコピーできたら
次は分析した音やリズムが違う曲でも
応用できないか試してみましょう。



これをすることで
ハモリのストックを増やせるので
アドリブ力が鍛えられます。


即興でハモる練習をする




たくさんの歌でハモリ方を覚えたら、
いよいよ即興でハモる練習に入ります。


即興ハモリは一見難しそうですが、
ある程度パターンが身に付いていれば
自然と音が思い浮かびますよ。


即興ハモリは色々な曲を聴くたびに
ハモリをつける練習をすることで
身についてきます。



もちろん、原曲を知っていることが前提なので
原曲の聞き込みも必要ですね。


即興ハモリの醍醐味は
一発で綺麗なハーモニーを作り出すことです。


難易度は高めですが
音がハマった時の快感はやみつき。


まとめ




ここまで、初心者でもできる
ハモリ上達のための5つの歌の練習法を
ご紹介してきました。


ハモリ上達のための5つの練習法

  1. 原曲のハモリを徹底的に真似る
  2. 原曲のハモリを分析する
  3. 人と一緒に歌ってつられないようにする
  4. 分析したハモリ方を応用する
  5. 即興でハモる練習をする




ただし、誰かが歌っている時に
ハモリを入れる場合には注意が必要です。


ハモリを入れる時の注意点

  1. メインボーカルよりも小さい声で歌う
  2. 歌い方を合わせる
  3. メインメロディを邪魔する音を使わない




綺麗なハモリ方を習得して、
合唱でしか体感できない美しいハーモニーを
一緒に味わいましょう!


hazeran

以上、はぜらんでした!
ここまで読んでくれてありがとう




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