家庭ゴミを減らすべく
日々方法を模索中の
はぜらんです。
時々野菜や果実などを
大量にいただくことがあります。
もちろんいただけるのはすっごく嬉しいし
ありがたい!
でも、
使い慣れない食材や
足の速い食材の扱いに
苦戦することもしばしば…。
使いきれず腐らせてしまった時などに
いつも頭をよぎるのが
「食品ロス」というワード。
もっと賢い保存方法や加工方法を
知っていれば…!
と後悔すること数多、
ついに自分でもその知恵を身につけよう!
と思い立ちました。
今回はそんな食品ロスについて、
そもそも食品ロスとは何か
というところから解説。
食品ロスがどのくらい
日本や世界で問題になっているの?
という疑問にもお答えします。
そして、家庭で出る食品ロス対策として
誰でも簡単に始められるアイデアをご紹介。
ご家庭の食生活に合わせて
活用いただければ幸いです♪
食品ロス削減のアイデアについては
随時更新予定です。
早速食品ロスを減らす方法が知りたい!
という方はこちらから。
それではいってみよう。
食品ロスとは?日本と世界の食品ロスの定義の違い
「食品ロス」って
どういう意味なのかしら。
まずは定義から
確認していこう。
「食品ロス」とは
「本来食べられるにもかかわらず
捨てられる食品」
のことをいいます。
これは
「食品ロスの削減の推進に関する基本的な方針」
で定義されています。
この食品ロスという言葉以外にも
「食品廃棄物」という言葉があります。
食品廃棄物とは、
生産から消費まで食品に関わる一連の流れの中で
食べられる/食べられないにかかわらず出る
食品の廃棄物のこと。
※最近では「フードロス」という言葉も
よく耳にしますが、
日本国内では「フードロス」は
「食品ロス」と同じ意味で用いられています。
さらに、
生産から小売・外食までに生じる食品ロスを
「事業系食品ロス」。
消費者・家庭で生じる食品ロスを
「家庭系食品ロス」と言います。
一方
FAO(国際連合食糧農業機関)が定義している
「Food Loss」は
日本で使われている「食品ロス」とは
少し意味合いが異なります。
日本と世界の
「食品ロス」の違いを
図示してみたわ。
世界で使われている「Food Loss」は
生産から卸・流通までの間に生じる
食品廃棄物のこと。
そして
小売・外食や消費者・家庭で生じるロスを
「Food Waste」と言っています。
※FAO「世界の食料ロスと食料廃棄」より。
なので、
日本の「食品廃棄物」にあたる言葉が
世界では
「Food Loss and Food Waste」
にあたります。
本記事では「家庭系食品ロス」に
焦点を当てているわ。
世界の食品ロスと飢餓の関係
これは世界の飢餓状態を表す
ハンガーマップという図で、
WFP(国際連合世界食糧計画)が
作成しているものです。
マップには
2018年〜2020年の各国の総人口に対する
栄養不足人口の割合が示されています。
ワインレッドの地域は
その国全体の人口の35%が
栄養不足に当たるそう。
さらに、
世界人口の約10分の1が
十分な食料を得られていないとされています。
世界にはまだこんなに
飢餓で苦しんでいる人がいるのね。
SDGsでも貧困をなくそうというのが
目標になっているね。
そのくらい
重要な課題ということね。
一方で、
世界では生産から消費までの一連の過程で
「まだ食べられる」食料が
約13億t毎年廃棄されています。
これは世界で年間に生産される
食料40億tのうち
約3分の1に当たるんですね。
そして先進国で生じる食品ロスの多くは
外食・小売や消費者から発生しているんです。
飢餓で苦しむ人たちがいる一方で
豊かな国では
食料が余っているのね。
ロスになっている食料で
栄養不足の人たちを
助けてあげたいね。
SDGsの「12.つかう責任つくる責任」の項目で
2030年までに食品廃棄量を減らすための
目標を掲げています。
12.3 2030年までに小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食品廃棄物を半減させ、収穫後損失などの生産・サプライチェーンにおける食品の損失を減少させる。
12.4 2020年までに、合意された国際的な枠組みに従い、製品ライフサイクルを通じて化学物質やすべての廃棄物の環境に配慮した管理を達成し、大気、水、土壌への排出を大幅に削減することにより、ヒトの健康や環境への悪影響を最小限に留める。
12.5 2030年までに、予防、削減、リサイクル、および再利用(リユース)により廃棄物の排出量を大幅に削減する。引用元:Global Compact Network Japan 目標12 持続可能な消費と生産のパターンを確保する
私たちも
食品の消費の仕方を見直さないとね。
一人一人の行動が大切!
日本の食品ロスの現状
家庭からはどのくらい
食品ロスが出ているのかしら。
日本国内で出ている食品ロスは
全体で570万t(令和元年度)。
そのうち
家庭系食品ロスは261万tを占めています。
割合で見ると、
食べられるのに捨てられている食品の
実に46%は家庭から出ているんです!
年間261万tというのは、
毎日1人当たり
ごはん茶碗1杯を捨てているのと
同じ量だそう。
これは衝撃的ね。
家庭から出る食品ロスの原因
食品ロスの原因は何だろう。
家庭で食品ロスが生じる背景には
以下のような原因が考えられています。
食品ロスの原因
- 消費・賞味期限内に食べられない
- 冷蔵庫や保管場所に入れたまま存在を忘れる
- 買いすぎて余る
- 購入したけど調理法や食べ方がわからない
農林水産省 「食品ロスの原因」より
どれもありがちな原因よね。
ロスを減らすには
計画的に買う必要が
ありそう。
食品ロスを減らすためには
どんな工夫ができるかしら。
誰でもできる!食品ロスを減らすアイデア集
ここからは、
誰でも簡単にできる
食品ロスを減らすためのアイデアを
ご紹介します。
できることから一つずつやってみて
一緒に食品ロスを減らしていきましょう♪
買い物の工夫
食品ロスを減らすために
一番取り組みやすいのは
無駄なものを買わないようにすること!
やることは
買う前と買う時にちょっと工夫するだけ。
具体的には下記のような方法があります。
- 買う前に在庫をチェック
- 残り物を最優先で使う
- いつも買うものは賞味期限が近いものから取る
- まとめ買いは保存スペースを確保してから
- 家族が食べられる分量を把握する
- 一回の料理で使い切れる量を把握する
- 多少のパッケージの汚れや凹みは気にしない
冷蔵庫の中に何があるか
全て把握できていますか?
買い物に行く前に、
まずは自宅の冷蔵庫や食料棚に
何が入っているのか確認してみましょう。
使いかけの野菜や賞味期限切れの調味料、
ずっと前に買い溜めておいた冷凍食品など
色々な食品ロスのモトが発掘できるかも。
食品の在庫のチェックは
食品ロスの削減だけでなく、
日々の食費削減にもつながるので
一石二鳥ですよ♪
冷蔵庫を確認したら、
残っている食材や調味料を最優先で
使ってみましょう。
私も普段の生活で
冷蔵庫と食料棚チェックをしていますが、
意外と食材がまだ残っていて
買いに行かなくて済むことが多々あります。
在庫チェックは欠かせないわね!
無駄な買い物を防ごう。
卵や牛乳、食パン、ヨーグルトなど
消費が早くて常に買う食材は
賞味期限の近いものを選んで買うようにすると
ロスを減らせます。
2、3日で食べ切る食材なのに
1週間先の賞味期限のものを
選ぶ必要はないですよね。
家族の消費ペースを把握し、
それに合わせて買うタイミングを
決めてみましょう♪
私は個人的にやりがちなのですが
お肉やお魚など
タイムセールや割引シールが貼っていると
ついつい買いすぎてしまうことも。
冷蔵庫の中身を把握せずにまとめ買いすると
食品ロスがたくさん生まれてしまいますよね。
魚や肉で
冷凍庫がパンパンになることも
あったわ。
結果的に
食費もかさんでしまったりするね。
まとめ買いをするときは
家の在庫をイメージして
買うようにしましょう。
丸ごとの方が安くて買った野菜を
余らせてしまう、なんてこともありがち。
カット野菜より
丸ごとの方が安いこと
よくあるわよね。
使う量を把握するのも
大事だね。
一回の料理でどのくらい食材を使うのか
大まかに把握しておくと
買う量も調整できるようになります。
キャベツやハクサイ、ダイコン、カボチャなど
安いから丸ごと買ったけど
使いきれずに捨ててしまうこと、ありませんか?
そんなときは
この量を買ったら使いきれないんだ…
と反省して1/2個や1/4個サイズなど
使う分だけ買うようにしてみましょう。
買い物だけで
こんなに食品ロスを減らせる工夫が
あるのね。
ポイントは「在庫」と「使う量」を
把握すること!
できるところから
始めてみましょ♪
保存方法の工夫
買い物の工夫で買い過ぎを防いだら、
今度は保存方法を工夫してみましょう。
- 冷蔵庫の中は埋めても7割程度に留める
- 食材ごとに置き場所を決めておく
- 長期保存できる食材は賞味期限をパッケージに書いておく
- 作り置きは作った順番がわかるように置く
- 作り置きは中身がわかるようにする
- 賞味期限切れでもすぐ捨てない
- 食材ごとに長持ちする保存方法を把握する
- 食べられる部分を知り、無駄に取り除かない
みなさんの冷蔵庫の中は
何割くらい埋まっているでしょうか。
冷蔵庫の中が
ほぼ埋まっているという場合は
食品ロスが発生しやすいかも!
冷蔵庫が埋まっていると
中身を把握しづらくなるので
賞味期限切れや食材の劣化を招きやすいです。
冷蔵庫は7割くらいを目安に
使用するのがおすすめ。
調味料や長期保存できる食材は
どこに何があるか把握しておくと
無駄な買い足しや賞味期限切れを防げます。
中でも長期保存できるものは放置しがちなので
表面に大きく賞味期限を記入しておくとGOOD!
使うタイミングを決めやすくなります。
作り置きも食べる分だけ計画的に!
食材ごとの保存方法や
無駄に捨てない方法については
随時更新予定です^^
まずはできることから!
これを機に
食生活を見直してみるのも
いいかもね。
まとめ
ここまで、
「家庭から出る食品ロスを減らそう!
誰でもすぐにできるアイデア集」
というテーマでお話ししてきました。
家庭で食品ロスを防ぐためには
まず、在庫を把握。
そして無駄なものを買わない工夫をしましょう。
本記事を通して
食品ロスの問題を身近に感じて、
一緒にアクションを起こしてくれる人が
一人でも増えたら嬉しいです^^
食材ごとにどんな保存方法が有効なのか
無駄に捨てないための知恵など
これから勉強をして
随時更新していきたいと思います♪
こんなアイデアがあるよ!という方は
共有していただけたら嬉しいです。
ここまで読んでくれて
ありがとう。
ゴミ拾い仲間募集中
- 環境に良いことをしたいけど
何から始めたら良いか分からない - こんな情報を教えて欲しい!
などなど、
環境に関するお悩みコメントや情報の共有は
こちらからお願いします。
はぜらん無料相談ページはこちら
一緒にごみ拾いしてくれる仲間も
募集中!!
どうぞお気軽にお声がけください。