プラ0への第一歩!セルローススポンジのデメリットや洗い方まとめ
hazeran

家庭から出るプラスチックごみ削減のために
方法を模索中のはぜらんです

 

 

プラスチックを削減するための方法を模索する中で、
これはすぐにでも始められそう!と思ったものの一つが
「セルローススポンジ」を使うことです。

 

 

はっちー

セルローススポンジってどんなスポンジ?
タワシみたいなもの?

 

 

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植物の繊維を原料にしたスポンジのことよ。
タワシよりはもっと柔らかくて
スポンジみたいな感じね。

 

 

初めて聞く人は、セルロース?
繊維で作ったスポンジってタワシみたいな感じ?
と思うかもしれません。

 

 

名前を聞いただけでは
ちょっとイメージしずらいですよね。

 

 

そこで今回は、
どうしてプラスチックスポンジを
セルローススポンジに変えたほうがいいのか
という理由を交えながら

 

 

セルローススポンジってどんなもの?
セルローススポンジのメリットとデメリットは?
セルローススポンジの洗い方は?
という疑問にお答えしていきます。

 

はっちー

それではいってみよう!

 

プラスチックのスポンジが環境に与える影響

 

 

 

多くの方が普段使用しているスポンジには、
プラスチックが使われています。

 

 

スポンジに使われているプラスチック素材には、
ポリウレタンやポリエステル、
マイクロファイバーやメラミン樹脂などがあります。

 

 

これらのプラスチックのスポンジを使用すると、
細かいプラスチック片(マイクロプラスチック)が
下水から海に流れ出ていきます。

 

 

海に流れ出たプラスチックは
分解されることなく漂い続けます。

 

 

私たちがプラスチックを海に流し続ける限り、
海洋プラスチックはどんどん蓄積されていき、
2050年には「海洋プラスチックごみの量が海にいる魚を上回る」
という予測も発表されているんです*。
*世界経済フォーラム「The New Plastics Economy: Rethinking the future of plastics」

 

 

そのため、
これ以上海に流れ出るプラスチックを増やさないためには、
私たちのアクションが必要になってくるのです。

 

 

今回は
そんな海洋プラスチックを減らす方法の一つとして、
プラスチックスポンジの代わりに使える、
セルローススポンジについて
ご紹介していきたいと思います。

 

 

セルローススポンジとは

 

 

 

セルローススポンジには下記のような特性があります↓

  • 吸水性が高い
  • 耐熱性が高い(140度まで大丈夫)
  • やわらかい
  • 生分解性
  • 燃やした時に有毒なガス(ダイオキシンなど)が出ない

 

 

セルローススポンジとは、
木の繊維であるセルロースを原料として作られている
スポンジ。

 

 

セルロースとは
植物の細胞壁や繊維の主成分になっている物質で、
食物繊維の多くもセルロースです。

 

 

100%天然の素材でできていて、
微生物にも分解されるので
環境にやさしい素材と言えるでしょう。

セルローススポンジのメリットとデメリット

セルローススポンジを使うメリット

 

まず、環境面でいうと、
セルローススポンジには
以下のようなメリットがあります。

・生分解性なので、土に還るし、コンポストで分解できる。

・セルロースが主原料なので洗った時にマイクロプラスチックが出ない。

・燃やしても有害なガス(ダイオキシン)が発生しない。

 

 

さらに、
使い勝手の面ではこんなメリットもあります。

・給水能力が高いので、布巾としても使える。

・水切れが良く、置いておくとすぐ乾燥するので衛生的。

・水を含むと、やわらかい手触りで洗うものを傷つけない。

・煮沸消毒ができる。

 

 

セルローススポンジを使うデメリット

 

セルローススポンジには
以下のようなデメリットがあります。

・泡立ちはプラスチックのスポンジに劣る。

・塩素に弱いので漂白剤を使った消毒はできない。

・主成分が紙と同じパルプなので、火の近くに置くと燃える。

・スーパーやドラッグストアではあまり見かけない。

 

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私はいつもインターネットで購入しているわ。

 

 

セルローススポンジの洗い方

 

セルローススポンジをお手入れする時は
煮沸消毒を行います。

 

食中毒を引き起こす菌(ノロウイルスやO-157など)は
100℃の沸騰したお湯に1分間煮沸することで殺菌できます。

 

 

また、コロナウイルスは
80度で10分の熱湯消毒で殺菌できる*ので、
10分を目安に消毒すると良いと思います。
*厚生労働省「新型コロナウイルス対策 身のまわりを清潔にしましょう。」

 

 

なので、セルローススポンジを洗う時は、
100度以上のお湯で10分程度を目安に
煮沸消毒するのがおすすめです。

 

 

セルローススポンジを実際に使ってみた感想

 

 

我が家でも、
セルローススポンジを使用しています。

 



環境問題の視点で言うと、生分解性なので、
使い古したらコンポストに入れられるのもGOOD!
家から出るゴミを減らせている実感が湧きます。

 

 

交換頻度は2-3ヶ月に一回くらい。

 

 

泡の立ちかたは
プラスチックのスポンジに比べると少し劣りますが、
特に問題なく使用できています。

 

 

水を絞って置いておくとパリパリに乾燥するので、
水切れの良い容器であれば、
カビが繁殖しにくく衛生的です。

 

 

環境問題の視点で言うと、生分解性なので、
使い古したらコンポストに入れられるのもGOOD!
家から出るゴミを減らせている実感が湧きます。

 

 

 

写真は
日本インソール工業株式会社のセルローススポンジなんですが、
パッケージが紙素材でできているのも嬉しいポイント。

 

 

セルロースの原料も、
間伐材を利用しているそう。

 

 

セルローススポンジを使えば
マイクロプラスチックが出ないので、

スポンジを使う罪悪感から解放されました!

 

 

漂白できないので、
使うごとに色素沈着が気になってくるかもしれませんが、
煮沸消毒で殺菌できるので
衛生面では問題なく使えると思います。

 

 

プラ削減にはセルローススポンジの使用がおすすめ

 

ここまで、
「プラ0への第一歩!
セルローススポンジのデメリットや洗い方まとめ」
と言うテーマでお話ししてきました。

 

 

セルローススポンジは
少し泡立ちにくさはあるものの、
衛生的で、環境への負荷が少ない、
とても優秀なアイテムです。

 

 

プラ削減のアクションとして、
スポンジをセルロース素材に変えてみるのは、
ハードルが低めで効果が実感しやすいので
とてもおすすめです♪

 

 

家庭から出るプラスチックゴミを減らすために何かしたい!
と思っている方は、
スポンジを変えることから始められては
いかがでしょうか。

 

 

hazeran

ここまで読んでくれてどうもありがとう!