
2歳の双子と4歳の3人の子どもを育児中のはぜらんです。
最近、私たち一家の「移住」について、すごく面白いことが起きました。
「自然が多いところに住みたい」という、かなり漠然とした想いが、
「自然・創作・子育て・文化・安心が循環する土地で、感受性を失わずに生きていきたい」
という、めちゃくちゃ具体的で、ちょっと詩的な目的に変わったんです。
その過程が、思いのほか面白かったので、同じように「移住したい」と思ってるけど「何が必要なのか、自分たちが何を求めているのか、よくわからない…」というモヤモヤを感じてる人に、ぜひ聞いてほしいなと思いました。
「移住したい」という想いの正体がわからない
皆さんは、「どこか別のところに住みたい」と思ったことありますか?
私は思ってました。
「子どもたちのために、自然が多いところがいいな」
「創作の時間が欲しいな」
「のんびり暮らしたいな」
…でも、ここまで。
わかってないことばっかりなんです。
◆ わかってなかった部分
- 「自然」って、どんな自然?川?山?海?
- 気候は?医療は?教育は?
- 地域の人間関係は?
- 音楽できる環境ってどういうこと?
- 子育てで一番大事なことって何?
- 仕事は?親のキャリアは?
- そもそも、なぜ移住したいの?
問いかけが増えれば増えるほど、答えが遠ざかっていく感じ。
「あ、これ、自分たちが何を本当に求めてるのか、言語化できてないんだな」
って気づいたんです。
ChatGPTに「50のヒアリング質問」を依頼した
そこで、試してみたのが。
ChatGPTに「移住地を決めるために、私たちが自分たちに質問すべき50個の問いって、何ですか?」って聞いてみたんです。
実は、プロのライフプランナーとか、移住コンサルタントって、こういう「聞き出す力」を持ってるじゃないですか。
でも「私たちも、自分たちで『何を聞くべきか』がわかれば、自走できるんじゃないか」
って思ったんですよね。
結果、出てきた質問は、本当に多角的でした。
◆ 出てきた質問のテーマ
- 自然のどんな特性に、心が動くのか
- 子育てで一番大切にしたいことは何か
- 仕事のスタイルは、今後どう変わる可能性があるのか
- 地域コミュニティとは、どんな付き合い方をしたいのか
- 将来的には、何を生み出していきたいのか
- 自分たちの人生で、自然はどんな役割を果たしてきたのか
双子出産時は、毎日がしんどくて「何か手伝ってくれるツール」があれば、みたいな気持ちで頼ったAIですが、
こういう「自分たちを知る」ときには、こんなに頼りになるんだ、って改めて感じました。
ちなみに、100個ヒアリングは以前にもしていたんですが、今回は実際に和歌山に下見に行った経験などから、さらに具体的なコメントができたことも前身のきっかけになったんじゃないかと感じています。
以前行った100個ヒアリングの具体的な内容はこちらでお話ししています↓


和歌山に実際に現地視察に行った話はこちらで書いています↓
50問の答えを整理していったら「移住条件シート」が生まれた
50個の問いに順番に答えていく。
それを私たちが「我が家のパターン」に翻訳する。
その過程で、すごく大事なことがわかってきたんです。
「チェックリスト」じゃ、足りない。
「条件」を見えやすくしないと、比較ができない。
そこで作ったのが。
「はぜらん一家の移住条件シート」
という、かなり詳細で、ちょっと長いドキュメントです。
全部で20のセクションに分けました。
◆ セクション1. 移住の本質的な目的
「単なる田舎暮らしじゃない」
って、まず定義したんです。
私の移住の本質は、これ。
「感受性を失わずに生きられる文化圏を見つけること」
自然は、「趣味」や「癒し」じゃなくて。
「創作・子育て・音楽・暮らし・コミュニティづくりの土台」
という位置づけです。
ここに、私の人生で自然がどんな役割を果たしてきたか、っていう「過去」と未来への希望が、両方入ってます。
◆ セクション2. 絶対条件
ここを満たさないと、自然がいくら良くても、長期的には厳しい、という条件。
例えば…
- 自然環境:川・草地・落葉樹・広い空・山が感じられること
- 音環境:家で歌える、ピアノや音楽ができる
- 住環境:隣家との距離、音や視線を気にしすぎない
- 医療・教育・買い物・通信・災害・気候・地域文化・子育て・車依存・パートナー条件
「自然がいくら良くても、生活基盤が不安定だと消耗するな」ってことに気づいたから、敢えて「絶対条件」と名付けました。
◆ セクション3. かなり重要な条件
満たすほど、創作性と子育ての豊かさが高まる条件。
- 川、落葉樹、草地、香り、散歩
- 文化(工芸品など)、創作、移住者
- 自然教育、多様性、温暖さ
「あったら嬉しい」じゃなくて。
「満たすほど、暮らしの質が上がる」
という、ちょっと違う立ち位置です。
◆ セクション4. あったら最高の条件
温泉地、美術館、個人書店、音楽仲間…
そして、これ。
「魔女の小屋感:ハーブ・本・音楽・火・手仕事が混ざる空間を作れる」
(ちょっとファンタジー感漂いますが、これが私の夢です笑)
◆ その他のセクション
避けたい条件、自然条件の理想、家・住まい条件、子育て・教育条件、仕事・収入条件、地域コミュニティ条件、気候条件…
そして「初年度に優先したいこと」「許容できる不便・できない不便」「将来像」「土地に返したいもの」
こんな風に、20のセクションで、自分たちの人生観・創作観・子育て観が、全部見える形にしました。
最大の気づき:「どこに住むか」が「どう生きるか」に変わった
ここからが、本当に面白いところです。
このシートを作る過程で。
私が向き合ってた問いが、変わったんです。
「どこに住もう?」
から
「どう生きたい?」
に。
移住候補地を評価するときも、「いい場所かどうか」じゃなくて。
「自分たちの人生観・創作観・子育て観と、この場所は響くか?」
って、問い方が変わりました。
そして、最後にたどり着いた、この一文。
「自然がなければ成り立たなかった自分の創作と暮らしを、家族と一緒に育てていける場所を探す移住。」
最初、こんなこと言えてなかったんですよ。
でも、50のヒアリングと20セクションの条件シート作成を通じて、ようやく、この言葉が出てきました。
スコア表へ:データで「相性」を見える化する
この移住条件シートを持って、今、私たちは候補地を「総合スコア表」という形で、AIに評価してもらってます。
◆ 評価項目(全18項目)
- 自然(川・草地・里山・海・山など)
- 気候(雪・雨・台風・晴天・気圧変化)
- 災害リスク
- 医療・教育・買い物
- 文化(個人店・カフェ・本屋・工房・マルシェ)
- 移住者の有無
- 地域性(排他性・性別役割・同調圧力)
- 交通・仕事・創作環境
高知県いの町、宮崎県綾町、鹿児島県霧島市、大分県由布市…
複数の候補地が、それぞれどんなスコアになるのか。
「この場所は、我が家の条件のどこが強くて、どこが課題か」
という、かなり詳細な分析をもらえるようになりました。
データだけじゃ、冷たいけど「条件シート」という「自分たちの人生観」があるからデータが、グンと活きてくるんです。
「AIとの付き合い方」で、大事だと思ったこと
最後に、このプロセス(ヒアリング→条件シート→スコア表)を通じて感じたことを。
◆ AIは、問いを広げてくれる
「どんな質問をすべき?」という問いに対してAIが、こっちが見落としてた視点を、バシバシ提示してくれました。
「あ、こんなこと、確認してなかった」
って気づきが、めちゃくちゃ多かったです。
◆ でも、自分たちで「翻訳」する必要がある
AIの出力は、あくまで「汎用的」です。
それを「我が家の人生観や価値観」に翻訳して、シートに落とし込むのは自分たち自身の仕事なんです。
ここが、本当に大事。
AIは「手段」で、「意思決定」は、人間。
◆ 「データ化」することで、初めて比較できる
漠然とした「いい場所」という直感も、もちろん大事です。
でも、「この場所は、我が家の20の条件の中で、どの項目が満たされているのか」
という客観的な視点を持つことでその場所を、より深く理解できるようになります。
「なぜここなのか」が、言語化されるんですよね。
「移住したい」けど「何が必要なのか、わからない」というあなたへ
もし、あなたも「どこか別のところに住みたい」という漠然とした想いを持ってるなら。
まず一度、自分たちの「本当の条件」を言語化してみるのを、本当にお勧めします。
AIのヒアリング、自分たち自身の深い問い、そして評価表での比較…
このプロセスを通じて「どこに住むか」が「どう生きるか」という問いに、変わります。
それは、移住地選びの話じゃなくて人生の話になるんです。
そして、その過程が、めちゃくちゃ面白い。
次のステップとして、候補地の総合スコア表をまとめたのでどの地域がどんなスコアになったのかまた今後、レポートしていきたいと思います。
我が家の移住はどうなっていくのか?続きをお楽しみに!



最後まで読んでくれて、ありがとう!









