遠回りしてない?基礎から身につくピアノ弾き語りの練習法

hazeran

ピアノ大好き!はぜらんです





ピアノでポップスなどの曲を聴いていると、
弾き語りをしたくなりますよね。



私も高校生の頃に
アンジェラアキさんや奥華子さんに憧れて
独学で弾き語りの練習を始めました。



 




今でも気になる曲があると
耳コピをしながら伴奏を考えたりします。


今回は弾き語りを
これから始めようとしている人に向けて、
基礎から身に付く練習法をご紹介。


そもそも、ピアノ初心者だよ!
という方は、ぜひこちらの記事も合わせて
読んでみてください。





私が個人的に
もっと前に勉強しておけばよかった!と思った
コードの基礎についても紹介しています。



ぜひ参考にしてみてくださいね。


ピアノ弾き語りとソロピアノの違い

hazeran

歌いながら弾くのって結構大変



はっちー

ソロピアノとの違いはなんだろう

 

ピアノ弾き語りとソロピアノの違いは
どこにあるのでしょう。



ソロピアノの場合は左手が伴奏で
右手がメロディを弾きますよね。




一方、弾き語りでは左手がベース
右手がコードを弾くことで両手で伴奏をし、
ボーカルがメロディを歌います。


なので、両手と歌で3つのことを
一度に行うということですね。



hazeran

脳みそフル回転ね





ピアノ弾き語りで用意するもの

ピアノ弾き語りで
最低限用意するものは2つあります。

  • ピアノ(電子ピアノ)
  • 楽譜

 

楽譜については
「ぷりんと楽譜」というサイトから
1ピース500円弱で購入できます。
ぷりんと楽譜のピアノ譜はこちら



ぷりんと楽譜では人気曲の場合、
楽譜の音源を用意してくれています。



耳コピが得意な人は音源を聞くだけでも
伴奏が弾けるようになるかも。



YouTubeでも「曲名 伴奏」で検索すれば
さまざまな曲の伴奏が出てきます。



例えばこの動画は
「手紙 伴奏」検索で出てきたものです。

 

 

自分の弾き語りを録音したい場合はこの他に

・マイク
・レコーダー
・ビデオカメラ

などが必要になるでしょう。


自分がやりたい方法に合わせて
機材を揃えてみましょう。



ピアノ弾き語りの手順

hazeran

いよいよ弾き語りかしら!


はっちー

まあまあ、そう焦らずに
まずはコードの基礎を勉強しよう





ピアノの弾き語りを始めるときの
おすすめの手順は下記の5つ。



弾き語りのおすすめ手順

  1. ピアノのコードを覚える
  2. 声に合った調に移調する
  3. コードを弾く練習をする
  4. 弾き語りをする
  5. 伴奏をアレンジする

 

1.ピアノのコードを覚える

まずはピアノのコードを
覚えるところから始めましょう。



ギターはコードから練習することが
多いですよね。



ギターと同じように
ピアノにもコードがあります。




ここでは、
よく使用する基本的なコードについて
ご紹介していきます。


音名

ピアノでよく使われるドレミファソラシドは
イタリア音名ですが、
コードで使用するのは
英語音名のCDEFGABCです。



まずはこの対応を覚えましょう。


音名

 

コード(和音)

コードとは2つ以上の音の重なりのことで
日本語では和音と言います。



ピアノの基本的なコードには
三和音と四和音があります。



ピアノコード表

こちらのコード表はKF STUDIOより
無料ダウンロードできます。




これからご紹介する鍵盤のコード表は
楽器作成.comからダウンロードした
素材を使用しています。
楽器作成.comのコード表はこちら



使いやすいコード表を手に入れて
順番に覚えていきましょう。

 

コードネーム

実際に使われるコードネームについて
確認していきましょう。


以下のコード説明では
Cのコードを例にしています。



他のコードは表を見ながら
実際に弾いて試してみてくださいね。



メジャーコードとマイナーコード

メジャーコードとマイナーコードは
コードの基本となる三和音です。


Cのメジャーコード




音名が単体で書かれているのは
メジャー(major)と言います。



コード名になっている音をルートと言って、
このルートを基準にして
3度と5度の音をくっつけた和音が
メジャーコードです。


ここでは、ルートを基準にしたコードの形を
基本形としてお話しします。


Cのマイナーコード




コードの横に小文字のmがついているのは
マイナー(minor)と言います。



メジャーコードとマイナーコードの違いは、
真ん中の音。



ルート音から数えて
4半音上の音を弾けばメジャー。




3半音上の音を弾けば
マイナーになります。




実際に和音を聴いてみると
メジャーは明るく、
マイナーは暗い印象を受けますね。



ディミニッシュコード
ディミニッシュコード




コードの横に小文字のdimがついているのは
ディミニッシュコードと言います。



メジャーコードの基本形の
真ん中と一番右の音を半音下げた和音です。




オーギュメントコード
オーギュメントコード





コードの横に小文字のaugがついているのは
オーギュメントコードと言います。



メジャーコードの基本形の
一番右の音を半音上げた和音ですね。



サスフォーコード
サスフォーコード




コードの横にsus4がついているのは
サスフォーコードと言います。



メジャーコードの基本形の
真ん中の音を半音上げた和音です。


セブンスコード

コードの横に7(セブン)あるいは
M7(メジャーセブン)がついているのは
セブンスコードと言います。



メジャーコードの基本形に
7度の音がくっついたコードです



セブン
メジャーセブン





5度の音から数えた鍵盤数によって
7とM7に分けられます。



セブンは5度から3半音上、
メジャーセブンは4半音上にあります。




一音変わるだけですが
和音の印象が異なるので
うまく活用してみてくださいね。



シックススコード
シックススコード




コードの横に6(シックス)がついているのは
シックススコードと言います。



メジャーコードの3和音に
6度の音がくっついた和音ですね。




コードの転回形

コードの基本形が弾けるようになったら、
次は転回形を覚えましょう。



転回形とは基本形で押さえている
音の配置を変えた形です。



下の楽譜にCの転回形を書いています。



コードの転回形

 

転回形を示す記号は
コード名/最低音の音名となります。



例えばCの転回形の場合は
C/E(シーオンイー)
C/G(シーオンジー)ですね。
※ConE、ConGと書く場合もあります。


楽譜を見ると
3種類も転回形を覚えるの?
と思うかもしれません。



でも、その必要はないんです。



ポイントはそれぞれのコードの
構成音がわかっていること。


hazeran

Cのコードの場合は
C、E、Gが構成音ね




構成音さえ覚えていれば
同じ音の中で配置を変えるだけなので
一つ一つの形を覚える必要はないのです。




2.声に合った調に移調する




コードの勉強が終わったら
次は弾き語りしたい曲を
自分の声に合った調に移調しましょう。



せっかく伴奏練習したのに
原曲のコードで歌えなかったら
勿体無いですよね。



曲を始める前に自分のキーを把握して
無駄な練習時間を削減しましょう。



私が歌えるかどうか判断する時に
確認するポイントは
歌の最高/最低音が出るかどうかです。




最高音と最低音が
移調した時にどの音になるのかは、
調を一つずつ上下しながら確認します。




いきなり調を変えたメロディを歌うのは
感覚を掴むまでは難しいかもしれません。



”かんたん移調”という無料アプリでは
移調元と移調後のコードを入力すると
対応した音を示してくれます。



最高音と最低音を知りたいだけなら
これで十分わかります。
かんたん移調アプリはこちら



また、U-FRETというサイトでは
原曲キーのコード譜(ギターのTab譜)を
無料で見ることができます。



プレミアム会員になると
移調したいキーを選択するだけで
コード譜全体を移調してくれるので
とても便利。
U-FRETについてはこちら



3.コードを弾く練習をする

コードを弾く練習をするときの手順を
まとめました。



コード練習の手順

  1. 左手でベースコードを弾く
  2. 右手でコードを弾く
  3. 左右を合わせて弾く

 

1.左手でベースコードを弾く

まずは左手でベースコードを弾き、
コードの展開を覚えましょう。



左手で弾くときは
マイナーコードでもメジャーコードでも
コードの音名を弾けばOK。



ベースの音が動きすぎて気になる場合には
コードの構成音から他の音を選択して
弾いてみても良いですね。



単音が弾き慣れてきたら
オクターブやトレモロ演奏に変えて
音に厚みを出すのも良いかもしれません。


はっちー

まずは楽譜通りの演奏をしよう




2.右手でコードを弾く

右手でコードを弾く際の注意点は2つです。



右手でコードを弾くときの注意点

  • メロディラインに被らない
  • 近い位置でコードを弾く




この2点は
転回形を取り入れることで解決します。



メロディラインに被らない

右手のコードが
メロディラインに被らないように
配置しましょう。



右手のコードを弾く位置によっては
歌と重なって邪魔をすることがあります。



まずはメロディラインの音符の位置を
楽譜で確認してみてください。



コードが重なってしまう場合は
右手がメロディラインに被らないように
転回形を使ってみましょう。



近い位置でコードを弾く

コードを弾くときは
近い位置に手を配置し、
動かす幅を小さくしましょう。



転回形を使えば、共通する音を弾く時
指の位置を動かさずに
コードを変えることができます。



手の位置をある程度固定することで
安定した伴奏を弾けるようになるので
試してみてくださいね。


3.左右を合わせて弾く




右手が弾けるようになったら
左右を合わせて弾いてみましょう。



合わせて弾いた時に
ベースの音の動きとコードの動きを
チェック。



手を動かす幅が大きすぎると
歌いながら弾くのが
難しくなるかもしれません。



左右で合わせて弾きながら
良いポジションになるように
調整してみてください。


4.弾き語りをする

hazeran

いよいよ弾き語りだね





伴奏が弾けるようになったら、
歌を合わせて弾き語りをしてみましょう。



最初は歌詞をつけず鼻歌で合わせるのが
おすすめ。



両手で歌と合わせるのが難しい時は、
左手のベースコードと歌だけで
練習してみましょう。



鼻歌が慣れてきたら
歌詞付きで、弾き語りを思う存分
楽しんでくださいね。



hazeran

スターになった気持ちで
思いっきり歌うわよ

 

5.伴奏をアレンジする

基本の弾き方に慣れてきたら、
伴奏をアレンジしてみましょう。


まずは原曲をよく聴き、
本物に近い伴奏を作ってみるのがお勧め。



うまく作れたら
移調しても弾けるかどうか
試してみましょう。



移調しても問題なく弾けたら
異なる曲で応用できるようになります。



まずはいろんな曲のマネから入って
伴奏のレパートリーを増やしましょう。



まとめ

ここまでピアノ弾き語りの練習法について
ご紹介してきました。



ピアノ弾き語りのおすすめ手順

  1. ピアノのコードを覚える
  2. 声に合った調に移調する
  3. コードを弾く練習をする
  4. 弾き語りをする
  5. 伴奏をアレンジする




弾き語りができると
結婚式などのイベントごとで呼ばれる機会も
増えるかもしれません。



発表の場を作ることで上達度も上がるので
私は参加することをおすすめします。



自分のレパートリーを増やして
弾き語りライフを楽しみましょう!


hazeran

以上、はぜらんでした
ここまで読んでくれてありがとう




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