ピアノ好きなら知っておきたい!ピアノの種類とその特徴
hazeran

ピアノ大好き!はぜらんです




巷にはピアノの鍵盤が付いた
楽器がたくさんありますよね。


ピアノと名前がつく楽器には
コンサートを彩るグランドピアノをはじめ、 電子ピアノなど様々なものがあります。


ピアノとつかないものでも
キーボードやシンセサイザーなど
ピアノの鍵盤がついた楽器もありますよね。


これらの楽器とピアノの違いは
どこにあるのでしょうか。


今回はピアノにどんな違いがあるのか
疑問に思っている方に向けて
ピアノの種類とその特徴についてご紹介。



ピアノ好きな人はもちろん、
これからピアノの購入を検討されている方も
是非参考にしてみてくださいね。


はっちー

それではいってみよう




ピアノの種類




ピアノの種類とそれぞれの違いを知るために、
まずはピアノの定義とその歴史、
そして種類別の特徴をご紹介します。


ピアノとは




ピアノとは、鍵盤と連動するハンマーが
弦を叩くことで音が出る鍵盤楽器の一種です。


88の鍵盤と2~3個のペダルがつくのが
一般的な形ですね。


ピアノの中には長さや太さの異なる
弦が張られています。


この弦は鍵盤の数だけ張られていて、
線が長くて太いほど低く、
細く短いほど高い音が出ます。


しかし、小さなハンマーで弦をたたくだけでは
大きな音は出ません。


弦の片端は駒というパーツで支えられていて、
その駒は響板と呼ばれる木の板に付いています。


ハンマーが弦を叩いて発生した弦の振動は
駒を介して響板に伝わり、
響板が空気を振動させることで
大きな音がでるのだそう。


実際にピアノを解体している動画があったので、
内部構造についてご興味のある方は
こちらを参考にしてみてください。





ピアノの歴史




ピアノの歴史は18世紀初頭に始まります。


ピアノはイタリア人のチェンバロ製作家
バルトロメオ・クリストフォリによって
初めて製作されました。


当時鍵盤楽器の主流だったのは
チェンバロと呼ばれる楽器でした。


こちらはチェンバロ演奏動画です。





しかしチェンバロは強弱の表現が難しく
貴族たちはさらに表現豊かに弾くことができる
楽器を求めていました。


そこでクリストフォリがチェンバロを改良し
弱い音も強い音も出るチェンバロ
「クラヴィチェンバロ・コル・ピアノ
・エ・フォルテ」を製作。


この名前が短くなって
現在の「ピアノ」になったそうです。


こちらが現存する最古のピアノ
クラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・
エ・フォルテの演奏です。





その後、産業革命で製造技術が飛躍的に発展。


音楽も貴族のものから大衆のものへと
移行していったそうです。


大衆が聴くためにはホールなど広い場所で
音を響かせる機能が必要だったため、
ピアノ工業も大きく発達していったんだとか。


ホールの演奏に適したピアノとして
現在のグランドピアノの形へと進化しました。


第一次世界大戦後、現在では一般的な
88鍵盤が標準となり、
19世紀末に現代の形のピアノが完成しました。


こちらは上のチェンバロ演奏と同じ曲を
ピアノで演奏している動画です。





チェンバロとピアノを聴き比べてみると
音色も表現も全く別の楽器ということが
分かりますね。


hazeran

ここからは具体的なピアノの種類を
紹介していくね




それではいよいよ
ピアノの種類をご紹介していきます。


ここでは、ピアノの説明でご紹介した
「弦を鍵盤と連動するハンマーで叩くことで
音が出る鍵盤楽器」
をピアノと定義しています。



アコースティックピアノ


アコースティックピアノとは、
指先で鍵盤を押すことでハンマーを動かし
弦を叩いて音を出すピアノの総称です。


アコースティックピアノの種類

 

  • グランドピアノ
  • アップライトピアノ
  • スピネットピアノ
  • コンソールピアノ



グランドピアノ




グランドピアノはコンサートホール等で
よく見かける大型のピアノです。


高さは約100cmで奥行きは
約150〜270cmのものまであるそう。


サイズが大きくなるほど弦が長くなり
楽器を伝わる振動も大きくなるので
よく響くのだとか。


重さは約250〜400kgあります。


弦が床と水平に張られていて
高い音は短く低い音は長いため
上から見るとミトンのような形をしています。


一度はホールで弾いてみたいピアノですね。


アップライトピアノ




アップライトピアノの「アップライト」は
英語で直立という意味ですが、
その名の通り地面に垂直に弦が張ってある
ピアノです。


あまり設置場所を取らないため、
学校や家庭で最も多く利用されているのだとか。


大きさは高さは約120~130cm、
奥行きは約50〜70cm、
横幅は約150cmの直方体型。


重さは約200〜300kg程度あります。


余談ですが
筆者は実家でアップライトを愛用していました。


コンソールピアノ




コンソールピアノはアップライトピアノよりも
少し小さ目のピアノです。


全体のサイズは高さ約110cm、
奥行き約60cm、幅約150cmほど。


鍵盤の動きを伝え
ハンマーが弦を打つまでの打弦機構を
アクションと言います。


コンソールピアノはアップライトピアノと
似た形をしていますが、
このアクションが鍵盤に直接乗っている点が
異なっているのだそう。


コンソールピアノは見た目がコンパクトなので、
インテリアを重視したデザインのものが
多いようです。


この動画はコンソールピアノの演奏です。





スピネットピアノ




スピネットピアノはコンソールピアノよりも
小さいサイズのピアノです。


高さは約90cm〜100cm。


アクションが鍵盤よりも下あるピアノを
スピネットピアノというのだとか。


「スピネット」とは英語で小さな縦型のピアノ
を指します。


現在はほとんど生産されていないそうです。


この動画はスピネットピアノの演奏です。





ピアノの鍵盤がついた楽器の種類とその特徴




ここではピアノの鍵盤はついているけれど、
「弦を鍵盤と連動するハンマーで叩くことで
音が出る鍵盤楽器」に該当しない鍵盤楽器の
種類とその特徴をご紹介。


ピアノとどこが違うのか
どんな性能を持っているのか解説していきます。


ピアノの鍵盤がついた身近な楽器

 

  • 電子ピアノ
  • シンセサイザー
  • キーボード
  • エレクトーン
  • ハイブリッドピアノ



電子ピアノ




電子ピアノは電子データ音源が内蔵された
ピアノ型の楽器です。


ピアノなどの音があらかじめ録音されていて、
鍵盤を押すと同時に音が再生されます。


アコースティックピアノに近い鍵盤のタッチで
88鍵盤が一般的。


コンパクトで軽量のため設置がしやすく、
調律の必要がありません。


また、ヘッドフォンを使用すれば
自宅でも時間や音を気にせず練習できます。


鍵盤のタッチによって音の強弱がつく
電子ピアノも開発されています。


キーボード




キーボードは鍵盤の横縦幅が短いものが多く、
ピアノより少ない32~61鍵があるのが特徴。


特にピアノと異なるのは鍵盤タッチです。


キーボードは触っただけで音が出るため、
ハンマーを叩く感覚がありません。


また、ピアノの音だけでなく
オルガンやストリングス、管楽器など
さまざまな楽器音を使うことができます。


シンセサイザー




シンセサイザーは電子回路や
コンピューター・プログラムを使って
音を合成する楽器のことです。


いろいろなパラメーターを操作して
自由に音色を作れる点が
他の楽器とは異なります。


鍵盤のあるシンセサイザーには
サイズ、タッチに様々なものがあり
鍵盤のないものもあります。


鍵盤数は88鍵以外にも61鍵、49鍵、
25鍵などバリエーションが豊富。


ライブ演奏はもちろんDTMなど
音楽制作に使われることも多いです。


エレクトーン




エレクトーンとはヤマハ株式会社が製造
・販売する電子オルガンの商品名のこと。


両手で上下の鍵盤を弾き、
両足ペダル鍵盤を操る全身を使う楽器です。


エレクトーンには様々な楽器の音データが
収録されていますね。


楽器の音を単独で鳴らすだけでなく
複数の楽器の音を重ねて鳴らすことも
できてしまいます。


他のピアノ楽器に比べて一つの楽器で
演奏できる幅が広いのが特徴。


ハイブリットピアノ




ハイブリッドピアノとはアコースティックと
デジタル技術を融合させたピアノです。


アコースティックピアノのハンマーアクションが
搭載された電子ピアノで、
鍵盤のタッチ感は本物そのものですが
弦が張られていません。


最新のデジタル技術で
生ピアノのような豊かな音色を奏でますが、
デジタルなので調律は不要。


ヘッドホンを使用した演奏も可能なので、
音を気にせずに本格的なピアノ演奏を
楽しむことができます。


この動画はハイブリッドピアノでの演奏です。


まとめ




ここまで、ピアノの種類別の特徴と
その他の鍵盤楽器の紹介をしてきました。


ここではピアノとは「弦を鍵盤と連動する
ハンマーで叩くことで音が出る鍵盤楽器」
と定義しています。


この定義に当てはまるピアノには
下記のようなピアノがあります。


アコースティックピアノの種類

 

  • グランドピアノ
  • アップライトピアノ
  • スピネットピアノ
  • コンソールピアノ




また、ピアノと同じ鍵盤をもつ異なる
鍵盤楽器もご紹介しました。


ピアノの鍵盤がついた身近な楽器

 

  • 電子ピアノ
  • シンセサイザー
  • キーボード
  • エレクトーン
  • ハイブリッドピアノ




これらの鍵盤のついた楽器はピアノの音色を
重視したものから電子音を
自由に作成できるものまで様々。


これらの鍵盤楽器をみると現代の音楽技術が
デジタル技術の進歩とともに
進化していることがわかりますね。


これから鍵盤楽器の購入を検討される方が
自分の音楽スタイルにマッチした楽器を選ぶ際に
本記事が参考になれば嬉しいです。


hazeran

以上、はぜらんでした!
ここまで読んでくれてありがとう




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